dotcle 経験0から Meteor iOS アプリを2ヶ月半で作ってリリースしてみた
はじめに
こんにちは。J-hack 開発部の大城と申します。
先日10/23にギークオフィス恵比寿で開催された次世代JavaScriptフレームワークMeteorセミナー&懇親会にて、第2部の事例紹介として、Meteorを用いて開発したiOSアプリdotcleのお話をさせていただきました。
その時の発表資料は以下になります。
この記事では発表資料の中から、いくつかスライドを紹介しつつMeteorでiOSアプリを作ったお話と、セミナーで話せなかった部分の補足をしたいと思います。
本題
前職で Ruby on Rails を触っていたこともあって、 HTML/CSS/JavaScriptについては知っていましたが、 Meteorで本格的なアプリを作るのは、今回がはじめてでした。
しかもiOSアプリリリース経験0!
MeteorのベースになっているNode.jsも経験0!
さらにMeteor内部で使用しているCordovaも触ったことがないという、経験0の状態。
そんな状態で開始したプロジェクトですが、企画からリリースまでのスケジュールは次のようになりました。
意外に時間がかかったところは、
- iOS Developer Program 加入・法人アカウント作成
- D-U-N-S Number 変更に1ヶ月
- iOS アプリ申請リジェクト(3回)
- リジェクト内容はすべて「アプリの説明文」に関するもの
- プログラム部分に関しては特に何も言われなかった
の部分でした。正直なところ、初めてiOSアプリのリリースにこんなに時間がかかるとは思いませんでした。事前準備が大事ですね。
上記スケジュールの内訳は次の通り。
そして、できあがったiOSアプリがこちらになります。
http://www.j-hack.co.jp/dotcle.html
アプリのネーミングに関して、「どっと(人が集まって)くる」という意味と、「点(dot)と点が大量に集まって円(circle)になる」という意味を込めて「dotcle」というアプリ名にしました。
Meteor開発してみてわかったこと
このiOSアプリ開発を通じて、Meteorについて様々な知見を得ることができました。
まず、Meteorのよかったところについて。
逆に、困ったところはこんな感じでした。
その解決方法はこちら。
結果的に、英語を読む力はついたような気がします :-)
dotcle開発当時は、Meteor正式版がリリースされてからまだ半年程だったので、英語の情報も限られていましたが、公式ドキュメントやDiscover Meteorなどを参考にして、MeteorでiOSアプリを作ってリリースまで持っていくことができました。
おわりに
この記事ではMeteorを使ってiOSアプリをリリースしたことについてお話しました。
dotcleがMeteorの国内事例として一番乗り!? かどうかはわかりませんが、こんなことができるんだよ、という一例になればと思います。
この記事でもしMeteorに興味がでましたら、ぜひ一度お試しください!
それではよいMeteorライフを!